海外のお葬式

<アメリカ>

アメリカのお葬式で特徴的なのは、土葬が多いということでしょう。エンバーミングという処置を施され、腐敗などをふせぎます。
アメリカでは、香典などの習慣はなく、その代わりに教会にお花を送ります。
日本のお通夜の意味合いを持つビューイングがあります。日本では、お通夜のときは喪服で参加しますが、アメリカではそのような慣習はありません。
お葬式の後は、遺族との会食が明るい雰囲気の中で行われます。

<イギリス>

イギリスは、お亡くなりになってから10日たってから、葬儀が行われます。こちらも喪服を着る慣習がありません。
日本のお通夜にあたるものはありません。葬儀の後は、食事会が行われ、参列者たちが個人の思いでを語り合います。

<中国>

中国では、亡くなった後に「殯儀館」に送られます。ここで様々な手続きを行います。
中国のお葬式はとても派手でにぎやかです。銅鑼や爆竹を鳴らします。
中国には、泣き女というお葬式で真っ先に泣くという仕事があります。
中国も日本同様香典を渡す習慣があります。包む金額は奇数でなければいけません。

<韓国>

韓国の葬式の多くは、死後3日間にわたって行われる三日葬です。
韓国は日本と違い、つながりが薄くても葬儀に参列します。
服装は、日本と同じように黒のスーツなどです。
香典は、あります。金額的には、日本とあまり変わりありません。
こちらも通夜での振る舞いがあります。ジョンやナムル、キムチ、ユッケジャンなどが出されます。

<ドイツ>

ドイツでは、亡くなってから数日から数週間後に葬儀が行われます。
葬儀に出席するときの服装は、喪服ではなく暗めの色のカジュアルです。
ドイツでは、香典はありませんが白い花のリースやカードを持ってくる人が多いです。

<フランス>

フランスでは、お通夜はありません。お葬式は、亡くなられてから3~5日ぐらいで行われます。
フランスには香典の習慣はありません。供花は、アレンジメントフラワーです。
葬儀に出席するときは、喪服ではなくカジュアルな服装で大丈夫です。
フランスの葬儀は、教会で行われることが多いですが、火葬場で直接行われることもあります。